看護師を目指す社会人が知っておきたいこと

社会人として働くようになってから、看護師になりたいと考える人はかなりいます。看護師になるには、国家資格である看護師資格を取得しなければいけません。看護師になるための年齢制限はなく、資格を活用して一生現役で働くことが可能です。看護師の資格を取得する方法は、看護大学や看護短期大学、看護学校のいずれかで勉強する必要がります。

学校に通うことで看護師の受験資格を得られますが、働くには国家試験への合格が必須です。学校の特徴については、まず看護大学と看護短期大学では、看護師の受験資格を得られるとともに保健師や助産師の資格を取得することもできます。それに対して看護学校は、看護師の受験資格しか取得できません。

学校の種類にもよりますが、学費としては数十万から数百万程度が必要だと言われています。社会人が仕事を辞めて学校に通うとした場合、2年から4年の間は無収入か低収入になる可能性があります。当然のことながら経済的な余裕がない、学費と生活費の両方は工面できないという人もいるでしょう。

そうした人たちのために用意されているのが、奨学金制度です。奨学金は返還義務がない給付型のものと、条件付きで返還義務が免除されるものがあります。看護系の学校で多く採用されているのが、後者の条件付き返済免除の奨学金です。この制度を利用すると、卒業後に奨学金を支給してくれた医療機関に就職して一定期間働くことで、学費が免除されます。それと同時に、当面の就職先が確保できるメリットもあります。